こんにちは、ユリンです。
私はこれまで、シニア猫の兄弟「ソラ」と「リク」、そして元野良猫の「ウミ」と暮らしてきました。
今回は、愛猫の健康を守るために知っておきたい「猫に多い病気トップ10」について、私の経験も添えてお話しします。
年齢に応じてかかりやすい病気や、もしものときの手術、その予防法まで。それぞれの猫ちゃんに合ったケアの参考にしていただければ嬉しいです。
猫に多い病気トップ10

猫はとってもデリケートな生き物で、年齢や体質、環境によってかかりやすい病気が変わります。
私が初めて猫と暮らし始めた頃は知らないことばかりで、「もっと早く気づいてあげたかった…」と思うこともしばしば。
不安を少しでも減らすために、ここでは「猫に多い病気」をランキング形式で紹介します。
猫に多い疾患ランキング
猫に多い疾患は多岐にわたりますが、ここでは特に注意すべき疾患をランキング形式でご紹介します。
猫の健康を脅かす疾患は、早期発見と適切な対応が重要です。 主な疾患は以下の通りです。
<猫に多い疾患>
-
腎臓病(シニア猫に多い。うちのリクも最後の方は心臓・腎臓に負担が出ていました)
-
泌尿器疾患(男の子に多いと言われます)
-
消化器疾患(ストレスやフードの影響も)
-
腫瘍(高齢猫に限らず、早期発見がキー)
-
糖尿病(肥満や運動不足が原因に)
症状を隠してしまう猫さんだからこそ、ちょっとした変化に気づくことが大切。ソラも最期まで元気に見えましたが、毎日触ったり寄り添うことで変化に気づけました。
猫に多い疾患ランキング【年齢別】
猫の年齢によってかかりやすい病気は異なります。
年齢によって注意すべき病気が変わるため、年齢に合わせたケアが大切です。
年齢別で気をつけたい病気
猫の年齢によってケアのポイントも変わります:
-
子猫期:感染症、先天性疾患(ウミは元野良だったので、最初はとても注意しました)
-
成猫期:泌尿器疾患、腎臓病
-
シニア期:腫瘍、認知症(リクもほんの少し認知症のような傾向が見られました)
猫に多い疾患ランキング【手術編】
猫に多い手術を伴う疾患は、腫瘍、尿路結石、骨折などが挙げられます。
手術が必要となる理由は、内科的治療では改善が見込めない場合や、症状の進行を食い止める必要があるためです。
<猫に多い手術>
- 腫瘍摘出
- 尿路結石除去
- 骨折整復
- 避妊・去勢手術
- 胃腸異物除去
これらの手術は、猫の生活の質を向上させるために重要な選択肢となります。早期発見と適切な治療が大切です。日頃から猫の様子をよく観察し、異変があれば獣医さんに相談しましょう。
猫に多い病気を予防するための効果的な方法

猫に多い病気を予防するには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。
- 水分摂取を促す: 腎臓病予防に繋がります。
- ストレスを軽減するための方法: ストレスは免疫力低下の原因になります。
- 歯磨きを継続するコツ: 口内環境を清潔に保ちます。
- 定期的な健康チェックの重要性: 病気の早期発見に繋がります。
これらのポイントを意識することで、愛猫の健康寿命を延ばすことができるでしょう。それでは、各項目について詳しく見ていきましょう。
水分摂取を促す
水分摂取を促すことは、猫の健康維持において非常に重要です。
猫はもともと砂漠地帯に生息していた動物であり、水分をあまり摂らなくても生きていけるように体ができています。
そのため、自発的に水を飲むことが少なく、慢性的な水分不足に陥りやすい傾向があります。
<水分不足の原因>
- 飲水場所が少ない
- 水が新鮮でない
- 食器が気に入らない
- 腎機能の低下
- 運動不足
これらの原因により、猫は脱水症状や尿路結石、腎臓病などの病気にかかりやすくなります。新鮮な水を常に用意し、ウェットフードを取り入れる、猫が好む場所に給水器を設置するなど、工夫して水分摂取を促しましょう。
ストレスを軽減するための方法
ストレス軽減は猫の健康維持に不可欠です。
猫は環境の変化に敏感で、些細なことでストレスを感じやすい動物です。ストレスは免疫力の低下を招き、様々な病気の原因となる可能性があります。
<猫のストレス要因>
- 引っ越し
- 新しい家族
- 大きな音
- 縄張りの変化
- 運動不足
これらの要因を取り除く、または軽減することで、猫のストレスをコントロールできます。
具体的には、猫が安心して隠れられる場所を用意したり、定期的な遊び時間を設けたり、騒音を避けるなどの対策が有効です。
多頭飼いの場合は、それぞれの猫が十分なスペースを確保できるように配慮しましょう。
ストレスを軽減することで、猫は心身ともに健康な状態を保ち、病気のリスクを下げることができます。
歯磨きを継続するコツ
歯磨きを継続するコツは、猫が嫌がらない工夫を凝らすことです。
猫が歯磨きを嫌がる原因は、口周りを触られることへの抵抗感や、歯ブラシの感触、歯磨き粉の味など様々です。無理強いせず、少しずつ慣らしていくことが重要になります。
<歯磨きを継続するコツ>
- 口に触れる練習
- 指に慣れさせる
- 歯ブラシに慣れさせる
- 好きな味の歯磨き粉
- 褒めてあげる
まずは口周りを触ることから始め、徐々に指で歯を触る、歯ブラシを口に入れる、というようにステップアップしていくと良いでしょう。
猫が好む味の歯磨き粉を使用したり、歯磨き後に褒めてあげることも効果的です。焦らず、猫のペースに合わせて、歯磨きを楽しい時間にしてあげましょう。
定期的な健康チェックの重要性
定期的な健康チェックは、猫の病気を早期発見するために非常に重要です。
なぜなら、猫は体調不良を隠すのが得意な動物であり、飼い主が異変に気づいた時には病気が進行しているケースが少なくないからです。
定期的な健康チェックを行うことで、普段と違う様子や小さな変化に気づき、早期に獣医の診察を受けることができます。
<定期健診のチェック項目>
- 全身の触診
- 聴診
- 視診
- 検便
- 検尿
これらの検査によって、外見からは判断できない内部の異常や病気の兆候を発見できる可能性があります。
早期発見は、治療の選択肢を増やし、猫の負担を軽減することにも繋がります。定期的な健康チェックで、愛猫の健康を守りましょう。
愛猫の安全を守るためのペット保険

ペット保険は、愛猫の安全を守るために重要です。
予期せぬ病気やケガによる高額な治療費をカバーし、経済的な負担を軽減して安心して治療を受けさせることができます。
<ペット保険のメリット>
- 治療費の負担軽減
- 高度医療への対応
- 飼い主の精神的負担軽減
- 獣医への相談サポート
- 選択肢の幅が広がる
これらのメリットを踏まえると、ペット保険は愛猫と飼い主双方にとって、大きな安心をもたらしてくれるでしょう。万が一の事態に備え、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
猫に多い病気トップ10:まとめ

早期発見と予防が重要です。
猫は症状を隠す傾向があるため、日頃から注意深く観察することが大切です。
<早期発見のポイント>
- 食欲の変化
- 行動の変化
- 排泄の変化
- 体重の変化
- 外見の変化
猫は体調不良を隠してしまうため、「いつもと違うかな?」と感じたら早めに動くことが大切です。
最後まで一緒にいたソラとリクから学んだことは、“日常の変化”に気づけるのは飼い主だけだということ。
食欲や動き、排泄の変化など、小さなサインを見逃さず、健康管理をしてあげましょうね。
「推し猫」の健康は、飼い主が守る最大の愛情です。
今日からできるケアで、大切な時間をもっともっと長く過ごせますように🐈💕